2000年12月13日水曜日

津久井湖 黒鱒の館OLM

日時:00/12/13 水 07:30-16:15 場所:"津久井湖串側放水路周辺"
気温:03-15℃ 表面水温:11℃ 水質:クリア
私の釣った魚:0 同行者:higaさん・ricaさん・専務さん・ようへえくん:0

黒鱒の館第三回OLM~冬の津久井湖編~

一年経つのは早い
あっという間に2000年も終わりだ
よっぽどの気まぐれが無い限り、
今回の~冬の津久井湖編~で本年度のバス釣りは終了なのだ
多分、、きっと?

寝る間も無く、気がつけば津久井湖畔に立っていた
中村ボートは開いていない
、、、さ、寒い。。。
今日はやってないのか?とぼんやり思う
あと10分以内に開かなかったら漁協に行こうか?
などと思っていると
中村のおじさんが面倒を見ている猫達が、みーみー鳴きながら擦り寄ってくる
ルアーを入れてある磯釣りバック(笑)から洩れるワームの臭いに惹かれたのか?
はたまた私の昼ご飯のコンビニおにぎりの臭いを嗅ぎつけたのか?
かなり磯釣りバックが気になっているようだ
う~~~~む。。。
おじさんはまだこない
ricaさんとhigaさんにメールを打つ

ぼーっとしながらねこ達と戯れていると
おじさんが「ネコ※一輪車」を押しながら現れる
おはようございますと挨拶を交わした後
おじさんはおもむろに小屋の前に吊るしてある籠から魚の干物を取り出す
ちぎって皿に盛り始める
猫達の朝食だ
美味そうにむしゃむしゃ食べる猫達を後に
今度はパンのミミが入った袋を小屋の中から引きづり出し水辺に寄っていくと
鳥達がぐわぐわ鳴きながらにじり寄って来る
おじさんがパンを放り込むと、うれしそうにバクバク食べ始める
意外に鳥達の食事の時間は短い
食べ始めたと思ったらすぐに終わってしまった。
ここにも食物連鎖のピラミッドを見たような気がする
食べる側と食べられる側、、
本能に摺り込まれた食事にかける時間の割合
生物に大きなスキが出来るのは
「寝ている時」「食事している時」「生殖行動をしている時」「二日酔いの時(笑)」
通常の状態であればピラミッドの頂点に向かうほど
食事の時間は長いのではないのだろうか?
もちろん例外はあるだろうけど。。。
などとどうでもいいような事を考えているうちにボートの準備ができた
おじさんにお金を払い、さて出陣
ん?待てよ、、水と一緒にパンを食べるから
思った以上に早くお腹が膨れてしまう、、って事もあるな、、
などと思考がぶり返す

湖上に出てみる
微弱だが風がある。
寒い、陸上にいた時よりも「ぐっ」と気温が低い感じがする
水温計を取り出して見て見ると3℃
体感温度は限りなくマイナス。
背中にホカロンを貼って来たのだけど、これじゃ足りない、、と思い腹部に追加
しかし、、それでも寒い。。
そこで、雨具のポンチョを取り出す
これは風を通さない
頭からかぶるとかなり違う
そしてリグを作り始めるが、、今度は指先が凍える(^-^;)、、
仕方ない、、出すかあれを、、、と思い
家でハーフボトルに詰めてきたウイスキーを取り出す
そう言えば、子供の頃愛読していた「釣りキチ三平」に出てくる魚信さんは
初登場の時、サントリーのダルマを飲みながら巨鯉を狙っていたなぁ~
などと思い出す
色々考えたり思い出したりばかりだが、
これはあまり寝ていない時の特徴だ。思考があちこち飛ぶのである。。

通常の二倍の時間がかかってやっとリグのセットが終わる
今日はこの3セットからのスタートだ

0002-1001214001214x420 
左:Gillの無印スピナベ5/8oz
中央:KICKER EATER
右:3/16ozバレットシンカーのライトキャロ

時間を見てみる

0003-1001214001214x420 

う~ん前回よりも少なくとも20分は早く湖上の人なのに、、リグり終わったのはこの時間、、
やっぱり普段の二倍時間がかかっている。。寒かったんだなぁ やっぱ、、(^-^;)

そしてまたhigaさん、ricaさんにメールを入れる
higaさんから返信「9:30頃着きます」との事だ
ricaさんの速報掲示板に行ってみると「06:26 出かけま~す」のカキコがあった
とすると?渋滞込みで二時間ちょっと 8:30頃の登場かな?
と思いながら スタートフィッシング
今日は釣る気120%
かなりマジモード
最近すっかり止めていた「ワームの釣り」をメインに組み立てた釣りだ
48時間くらい起きっぱなしだったけど
いざ釣りを始めると寒い事もあって 意外なほど集中できる
寒いな、、と思うたびにウイスキーを飲むが、寒いせいであっと言う間にアルコールが燃焼する。
鐘淵方面を見て見ると紅葉もすっかり終わり、冬の景色だ

 0005-1001214001214x420

と、まあここまでは時間経過の写真を撮ってあるのだけど
これ以降はマジモード釣り態勢だったので写真が途切れます

中村ボート側 ラブホの下の辺りから串側放水路方面に流していく
今日狙う水深は5M以深
10M近辺を意識しての釣りだ
やっぱり平日の朝じゃ駄目か?ラブホ下
温排水に期待したのだけど、、、
見切って、、
串側放水路に向かう
風もおさまり穏やかな水面

今日の本命は放水路だ
ここは年間を通してバスをストックしている
流れの両サイドをじっくりやってみる

メインはライトキャロでの鱒針使用3in~4inワーミング
フォーリングで狙うのではなく、
ボトム及びボトムをちょっと切った辺りを狙っているので
ロッドはScorpion1650F
ラインは8lb、シンカーは3/16ozだ
5~7Mまではこれを使う
以前もっとも得意とした釣り方だ
本当に真剣にやっている、、
こんな真剣にやるのは随分久しぶりのような気がした。
色々考え事をしながらやっていたのだけど
どんどん集中して どんどん考え事が消えていく、、
水路脇のコンクリートと鉄柵の際でバスがフィーディングした

すかさずバスが移動したであろう方向にキャストする
この場合はフォール&スイミング
しかし、反応が無い
もしかすると思ったよりも移動速度が速かったのかもしれない。
KICKER EATERを結んだDUEL HB66CMに持ちかえる
前方右手側には駆け上がりがある
太陽も昇って気温が上がってきた事もあるので
狙う範囲を広くしてみる
KICKER EATERは好きなルアーだ
少ない助走距離で最大深度に達してくれる
3M~3.5Mの水中をゆっくりとしたロッド操作でポンプリトリーブ
リーリングはルアーを動かして糸ふけが出た分だけ巻き取る
思えばこの釣り方も久しぶりだ、、
津久井湖の釣りで一番得意な季節は
実は春先だ
何故かと言うと、ボトムの釣りが得意なためだ
水温の関係で35CM前後のバスは5M~6Mくらいのボトムに付いている事が多い。
そこで使うのはぺギングしないテキサスリグとライトキャロ。
でも、それ以上のサイズはもうちょっと上にいるような気がする
なので
そのサイズ狙う場合は岩盤でのサスペンドミノ-の釣りになる。
春先はこの二本立て
今思ったのだけど、、
この日のルアーの組み立ては違ったのかも知れない
表面水温は11℃。。。
そうこうしている内に時間は9時を過ぎた
9:30
「着きました~今から放水路向かいますぅ」と
ricaさんから電話が入る
合流して歓談タイム
「この前のルアーのお返しですぅ」と、お手製昼食予定サンドをいただく♪
いや~~ありがとうございます^^/と、すぐさま袋を開けて食べ初めてしまった(笑)
何しろ寒かったので、すきっ腹のままウイスキーを結構飲んでいたので(^-^;)
アルコール以外の物を腹に収めたかったのだ。
ricaさんと専務さんがリグっている間に全部食べてしまった(笑)
リグってる様子を見てみると どうやらスピナベ船(笑)の様相
ricaさんにヘイズの無印スピナベを見せてもらう
専務さんのロッドにはケイテックが結ばれている
林プロらしいスピナベだ。作りが本当に丁寧。
黒鱒と私 ricaさんのHPの速報掲示板にカキコしていたricaさんが驚きの声を上げる
「ようへえくんがこっちに向かってる!♪~」
おお~~♪
どうやら徹夜で仕事をあげての参戦みたいだ
なんだか嬉しくなってくる
ようへえくんが
(生(笑)本人を見てから「ようへえさん」よりも
「ようへえくん」の方がしっくりくるので今後はこうしましょ♪)
黒鱒の館の常連さんになって久しい
とっても生(笑)本人に会って見たかったのだ
常日頃のカキコの文体から推測する本人像は
「やんちゃだけどナイーブなグランジ小僧」と言う
分かりそうで分からない(^-^;)人物像だったのだけど(笑)
はたして?生ようへえくんは?どんなだろう???と期待に胸を膨らませる(笑)
Web上で人と知り合って会ったりするのって怖くない?と言う人もいる
それはその人となりを充分、知らなければ怖い事かもしれない
しかし、文体にはその人が絶対に反映されると思う
その時その時の、心理状態さえ反映されると思うのだ
文体は自分自身の鏡だと
私は思う
文章でその人を知ると言う事は、「姿形に惑わされない」と言う事もある
目から入る情報量は耳から入る情報量より遥かに多いが
耳ではなく、文章とい媒体から得られる情報は
その心の中まで写す
と思う
どんどん話しがそれてしまうが、、今 ここに書いているのは釣行記だ(笑)
と自分に言い聞かせる(笑)
9:30頃に現れるはずのhigaさんは10:30頃に現れた
合流して歓談釣りモード
しばらくして
ついに生(笑)ようへえくんから「着きました~♪」と電話が入る
時間は11:15
中村ボートの桟橋を出て 放水路を目指して進んでくるボート
さて
黒鱒の館OLM本番って感じになってきた
「こんにちわ はじめまして ようへいです」と徹夜明けの元気な挨拶
想像してたよりも細身で、眉毛が細い(笑)
ちょっとはにかんだ笑顔がいい感じ。
ここでOLMご対面歓談モードに入る
思えば、この面子、、怪しすぎる(笑)
基本的に堅気な仕事じゃない人達の集団だ
と私が言うと「ぼ、僕は堅気です!」とhigaさん
まあ、それはさて置き、、、(笑)
ようへえくんは皆と初対面
まずい事に、私は2徹夜したあげく、アルコールが入っていて
ハイテンションだ(^-^;)
声がでかい(笑)話が飛ぶ(笑)怒涛のごとく話す(笑)
ようへえくんがちょっと引いてる(笑)
ひとしきり皆で歓談後
ようへえくんは真剣モードの釣りに入る
気合がビシビシ入っているのが後姿からも分かる
ricaさん、専務さんは水路の沖目でスピナベ船
私とhigaさんは水路近辺のシャロー(と言っても津久井湖なので5M以浅)をシェアする
皆真剣に釣りを再開する
が、しかし
渋い、、
あたりが一度だけあったが、マジもんのショートバイト、、
higaさんもあれこれやっているが、バイトすらない様子。
私は矢口の桟橋方面に移動する
higaさんも放水路から移動して桟橋手前に入る


0006-1001214001214x420


放水路にはようへえくんが入る

0007-1001214001214x420 

おお~~真剣だ♪

ふと横に目をやると

0008-1001214001214x420 

ピースサインの専務さん
真剣にバス釣りしているように見えるけど
実はワカサギ釣り用の枝スを投げてるricaさん(笑)
そうでしょ?違いますか??違ったら訂正しま~す♪

実はこの頃
私は眠かった、、、、
ウイスキーも飲み干した(ウイスキーボトル半分の量をストレートで)
だから写真を撮る余裕があったのだ。


higaさんとまた歓談モードに入る(笑)
ルアーの話しになる
「持ってるルアーが全然違いますね~(^-^;)」とhigaさんが私のルアーを見て一言
そうかなぁ~ そうかも?と
higaさんの#3700見せてもらってびっくり唖然( ̄□ ̄;)!!
MegabassBOX、、、
#3700がMegabassで埋め尽くされている
yuki itoより持ってるんじゃないか?(笑)と思うほど
おかげですっかり目が冴えた
ワームの話しになって
「印旛沼太郎さんはワームって本当にやらない人なんだなぁ~と思ってました」
との話し

いやいや、なんのなんの(笑)私はワームやらせたら上手いですよ(笑)
と、そこで最近立ち上げた黒鱒のガレージでも紹介しているリーパーを取り出して
higaさんに見せる
入手は困難ですよ~ もう手に入らないですよ~ と強調する
higaさんの目が光る(笑)
そこで、
オリジナルデザインとマイナーチェンジしたもの、各1本ずつ贈呈
さっそくダウンショットをリグるhigaさん再びマジモードに突入
ricaさんにも同じモのを贈呈
なんと専務さんは北浦で、これをラバジのトレラーとして使っていたそうだ(^-^;)
所変われば使い方も変わるもんだなぁ~

そこで、
オリジナルデザインとマイナーチェンジしたもの、各1本ずつ贈呈
さっそくダウンショットをリグるhigaさん再びマジモードに突入
ricaさんにも同じモのを贈呈
なんと専務さんは北浦で、これをラバジのトレラーとして使っていたそうだ(^-^;)
所変われば使い方も変わるもんだなぁ~

そうこうしているうちに14時を回る
再び私も真剣モードに入る
放水路に入る
ようへえくんは寺下に入る
higaさんはどうやら、中沢ワンド手前まで下って岩盤打ちながら上ろう、みたいな様子
ricaさん、専務さんはようへえくんの近く
そこで私は
禁断の(笑)リグを作りはじめる
禁断と言うか、レトロと言うか、、10年前にタイムトリップと言うか(笑)

これだ

0009-1001214001214x420

ラパラのヘビキャロ

昔、DD22のヘビキャロを、4番をやっていた事が懐かしい
あの頃、マッドペッパーも無かったなぁ、、ん?あったっけかな?

このリグと心中覚悟(笑)
最後はお前だけさ♪(笑)
まあともかく、投げる 沈める 着底 ステイ ちょっと待って手前に持ってくる を繰り返す
その他にもこれでやれる事はやってみる
が、しかし、、
反応は無い
時間は15:30
移動を決意、中村台地に向かう
ようへえくんは寺下ワンドの入り口でやっている
ricaさん、専務さんもその近辺だ
higaさんもこちらに向かって来ている

中村台地なんて、真面目にやってみるの久しぶりだ
スタンプを探しながらやってみるが。。。
スタンプに掛からない
??もしかすると、、スタンプは無くなった?のかも、、
そうしているうちにricaさんのスピナベ船も、higaさんも台地周辺に集まって来る
時間は16時を回った
後、1投 後1投、、と思いながらやっている
が、無反応だ。
気がつけば
ようへえくん、ricaさん、専務さんはボートを降りていた
タイムアップ、、higaさんと桟橋に戻る

上陸後また歓談タイム
ABUの今江モデルhigaさんがようへえくんに「安く譲ってもいいですよ」と
そしてレベルワインドの話しだ
「投げた時にレベルワインド動くのが、どうも、、」
「あたりまえでしょ!?」と専務さん、ようへえくん、私(笑)
思わず突っ込んでしまった
その後
専務さんはとってもやばい締め切りを抱えていて、戻ってすぐに仕事。との事
どうやらricaさんも締め切り抱え組み
ともかく戻って仕事なのだ
本当にお疲れさまでした^^/と見送った後
ようへえくんは陸っぱり突入モード(笑)
私もどうしようかな?と思ったけど
higaさんと歓談
ようへえくんはバスフィッシングを、
本当の意味での自分の時間をむさぼる様にキャストを続ける
今が冬じゃなければ きっとバスは釣れていただろう
気合を入れて投げる、投げる
そんな時、バックラッシュだ
暗闇の中
ラインをほどこうとするのだが、、、
やっぱライトは必需品でしょと、常備しているライトを手渡す
しかし、ほどけない
そこでhigaさんが解き役をかって出る
バックラッシュは解けそうでほどけない
こーゆうのってもどかしい
あとちょっとで解けそうに見えて解けない糸だ
夏なら簡単に解けたかも知れない。
諦めてベイトは仕舞う
ようへえくんはスピニングロッドに持ちかえる
そしてまだまだ陸っぱり続ける勢い(笑)
higaさんはそろそろ帰りますと言う事
お疲れ様でした^^/
ベンチに座りようへいくんの釣りを見ていた
空には星が増えて行く
そこにあっても、見えなかったモノが見えてきたと言うべきか。

約十分後
ようへえくん納竿
色々話しながら帰路に着く

参加者全員ボーズと言う結果だったが
それはそれでいいじゃない?
釣れないより釣れた方が楽しいかもしれないけど
仲間とワイワイやると言う事
楽しむと言う事
それが一番だと思うのだ

1999年12月27日に黒鱒の館を立ち上げた
もう少しで一年が経つ
最大の収穫は
年齢も職種も違う
実生活の範囲だけでは生まれにくい
世代を超えた「フレンドシップ」が生まれる可能性を
Webと言う世界が取り持ってくれたと言う事かもしれない
higaさん、ricaさん、専務さん、ようへえくん
それと、今回仕事の都合上、参加することの出来なかったよっぴゃちゃん
お疲れ様でした
思いっきり楽しいOLMでした
来年もOLMやって行きますのでよろしくです^^/
来年はちゃんと釣ろう(笑)私

index01